『妥協なき機材選定をお願いします』
ある日W様から私に伝えられた言葉です。
W様は先代からのお付き合いで、長らくJBL PARAGONを愛機としてオーディオを楽しまれておりました。
数年前、Franco SerblinのKtemaとの出会い、そしてさまざまなきっかけが重なり、現代的なオーディオシステムへと舵を切りだしました。
W様が思い描く妥協のない究極のシステム。それは着実に構築されてきました。

4月10日。
あいにくの大雨の中での納品となりましたが、W様のご協力のもと無事に搬入完了。
この日の納品は以下の通り。
CH PRECISION D1.5

CH PRECISION X1 追加オプションボード

そして国内初導入となる
JORMA DESIGN PARAGON XLR

こちらはなんと3セットのご注文です。

それぞれの変化を楽しむために、ひとつひとつ入れ替えながら試聴していきます。
まずはD1.5に交換する前にJORMA PARAGONをSACDプレーヤー→プリ間に。
最初の試聴はMILES DAVESの'ROUND ABOUT MIDNIGHT。
W様との試聴では必ず使用するリファレンスです。

音源はモノラルですが、それゆえに定位やそれぞれの楽器の分離、解像度などが如実に分かります。
『いいですね~!トランペットの音が全然違いますね』
マイルスのトランペットはブラスが共鳴している事まで克明に描き出しています。
『ポール・チェンバースのベースもどっしりとして重心がグッと下がったのが分かりますね。』
解像度だけでなく、定位も抜群に良くなっています。
もともとVIVID AUDIOは音が出た瞬間にスピーカーの存在が消える定位の良さが魅力のひとつですが、ケーブルを変えた事で更にその能力が際立ちました。
立体感も向上しており、
『マイルスを主役にして、メンバーが重層的に配置されている事がわかりますね。』
モノラルなので真ん中に定位していますが、そこから奥行き方向に幾重にもレイヤーが重なっていることが感じられます。
その他にもいくつか試聴しつつ、次のステップへ。
次はプリ→パワー間もPARAGONに交換します。

グザヴィエ・ロト指揮 サン=サーンス 交響曲3番
最初に変化を感じたのは低域です。
パイプオルガンの深い低音がブレや甘い描写になることなく空間に広がります。
音だけでなく、ホールそのものを再現するかのように空気に放たれた音色が拡散し反射し減衰するさまを緻密に再現しています。
オルガンの音が空気を伝搬し、ホール全体を満たす波の動きまで感じ取れるような精密さです。
『コンサートホールにいるような気分ですね』
続いてはSACDプレーヤーをD1.5に入れ替え。

試聴は山本剛のMISTY。

このアルバムのピアノはとてもレスポンスが良く、ソリッドなイメージを持っていました。
しかしこの試聴ではハイスピードなのに優しさを感じる印象が残りました。
ピアノは鍵盤の動きをハンマーに伝え、弦を打つという仕組みで音が鳴る事はご存じだと思います。
当初のイメージでいうと、まさにピアノ線(鋼)の音そのものでしたが、D1.5で再生した時には、鋼の音の直前に羊毛(ハンマー)の質感を確かに感じ取れました。
単に刺激感のない音になったのではなく、音が出るまでのプロセスをより詳細に表現できるようになったことで得られたイメージです。
まさにPRECISION=精密な再生能力の賜物です。
最後に強化電源X1の追加ボードです。

もともとL1用にすでに使用していただいておりましたが、D1.5用に2つ目のスロットを開放します。
X1から供給されたスーパークリーンな電源により、D1.5のパフォーマンスは更に向上します。
『目の前にアーティストが本当にいるみたいですね』
鈴木勲のBLOW UPを聴きながら、システムの更なる進化に舌を巻いています。

1曲目アクアマリーンの、弦と弓がゴリゴリと擦られるチェロの音のリアリティに圧倒され、鮮烈なドラムにハッとさせられます。
まさに眼前で熱いプレイをしている様が再現されています。
『恐ろしいシステムになってしまいました』
嬉しい悲鳴を上げるW様の横で私はすでにオーバーヒートを起こしていました。
これ以上の音があるのか?という気持ちを、毎回圧倒的なクオリティで超えていく事を短時間で何度も経験し、正直なところ途中から『すごくなったけど何がすごくなったか分からん』という状態でした。
少し時間が経って、冷静になったところで言語化を試みていますが、体験した音世界を1%も伝えられていないと思います。
それぐらい衝撃的な体験でした。
妥協なきシステムの構築という事で今回、本当に凄まじい、素晴らしい機器を納品させていただきました。
しかし、まだまだ先は続くようです。
また近いうちにご紹介できればと思います。
ある日W様から私に伝えられた言葉です。
W様は先代からのお付き合いで、長らくJBL PARAGONを愛機としてオーディオを楽しまれておりました。
数年前、Franco SerblinのKtemaとの出会い、そしてさまざまなきっかけが重なり、現代的なオーディオシステムへと舵を切りだしました。
W様が思い描く妥協のない究極のシステム。それは着実に構築されてきました。

4月10日。
あいにくの大雨の中での納品となりましたが、W様のご協力のもと無事に搬入完了。
この日の納品は以下の通り。
CH PRECISION D1.5

CH PRECISION X1 追加オプションボード

そして国内初導入となる
JORMA DESIGN PARAGON XLR

こちらはなんと3セットのご注文です。

それぞれの変化を楽しむために、ひとつひとつ入れ替えながら試聴していきます。
まずはD1.5に交換する前にJORMA PARAGONをSACDプレーヤー→プリ間に。
最初の試聴はMILES DAVESの'ROUND ABOUT MIDNIGHT。
W様との試聴では必ず使用するリファレンスです。

音源はモノラルですが、それゆえに定位やそれぞれの楽器の分離、解像度などが如実に分かります。
『いいですね~!トランペットの音が全然違いますね』
マイルスのトランペットはブラスが共鳴している事まで克明に描き出しています。
『ポール・チェンバースのベースもどっしりとして重心がグッと下がったのが分かりますね。』
解像度だけでなく、定位も抜群に良くなっています。
もともとVIVID AUDIOは音が出た瞬間にスピーカーの存在が消える定位の良さが魅力のひとつですが、ケーブルを変えた事で更にその能力が際立ちました。
立体感も向上しており、
『マイルスを主役にして、メンバーが重層的に配置されている事がわかりますね。』
モノラルなので真ん中に定位していますが、そこから奥行き方向に幾重にもレイヤーが重なっていることが感じられます。
その他にもいくつか試聴しつつ、次のステップへ。
次はプリ→パワー間もPARAGONに交換します。

グザヴィエ・ロト指揮 サン=サーンス 交響曲3番
最初に変化を感じたのは低域です。
パイプオルガンの深い低音がブレや甘い描写になることなく空間に広がります。
音だけでなく、ホールそのものを再現するかのように空気に放たれた音色が拡散し反射し減衰するさまを緻密に再現しています。
オルガンの音が空気を伝搬し、ホール全体を満たす波の動きまで感じ取れるような精密さです。
『コンサートホールにいるような気分ですね』
続いてはSACDプレーヤーをD1.5に入れ替え。

試聴は山本剛のMISTY。

このアルバムのピアノはとてもレスポンスが良く、ソリッドなイメージを持っていました。
しかしこの試聴ではハイスピードなのに優しさを感じる印象が残りました。
ピアノは鍵盤の動きをハンマーに伝え、弦を打つという仕組みで音が鳴る事はご存じだと思います。
当初のイメージでいうと、まさにピアノ線(鋼)の音そのものでしたが、D1.5で再生した時には、鋼の音の直前に羊毛(ハンマー)の質感を確かに感じ取れました。
単に刺激感のない音になったのではなく、音が出るまでのプロセスをより詳細に表現できるようになったことで得られたイメージです。
まさにPRECISION=精密な再生能力の賜物です。
最後に強化電源X1の追加ボードです。

もともとL1用にすでに使用していただいておりましたが、D1.5用に2つ目のスロットを開放します。
X1から供給されたスーパークリーンな電源により、D1.5のパフォーマンスは更に向上します。
『目の前にアーティストが本当にいるみたいですね』
鈴木勲のBLOW UPを聴きながら、システムの更なる進化に舌を巻いています。

1曲目アクアマリーンの、弦と弓がゴリゴリと擦られるチェロの音のリアリティに圧倒され、鮮烈なドラムにハッとさせられます。
まさに眼前で熱いプレイをしている様が再現されています。
『恐ろしいシステムになってしまいました』
嬉しい悲鳴を上げるW様の横で私はすでにオーバーヒートを起こしていました。
これ以上の音があるのか?という気持ちを、毎回圧倒的なクオリティで超えていく事を短時間で何度も経験し、正直なところ途中から『すごくなったけど何がすごくなったか分からん』という状態でした。
少し時間が経って、冷静になったところで言語化を試みていますが、体験した音世界を1%も伝えられていないと思います。
それぐらい衝撃的な体験でした。
妥協なきシステムの構築という事で今回、本当に凄まじい、素晴らしい機器を納品させていただきました。
しかし、まだまだ先は続くようです。
また近いうちにご紹介できればと思います。
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